拳法の柔法、合氣道を経験していると腕の筋肉の流れがある程度見えてくる。
合氣道の稽古で技をかけられて、投げられ続けると体が軽くなることも多く、技がかかる中での緩みがポイントだと感じている。
パソコン、スマホで手指を酷使している人も多い中で、腕に負担を溜め込んでいる方は多い。
この緊張が腕から肩に上り首に負担として出てくる。これはもともとあった負担に対して、冷えなどが引き金になることもある。
今日もなかなか手首の負担が取れにくいデスクワークの患者さんの対応に入った時に、手首から腕にかけて軽くストレッチを目的に合氣をかけてみた。
すると腕から首にかけてスッキリされたようで随分喜んでもらえた。
施術の引き出しは多い方がいい。理論はもちろん必要。でも、昔から伝わっているものの中にも本質はあるので、そういうものも大切にしたい。
そして、そういったものに対して理論づけができるようになってくると、理解した状態になっていくのだと思う。
合氣の考え方はこれからの世の中にこそ大切。相手にとって自分がどう変化して振る舞えるか。
これは子育てにも言える事だと思う。