仮想通貨の成り立ち
仮想通貨について学びがあり、それから銀行で眠っている貯金に働いてもらうことにした。
老後の蓄えといっても、お金を資産、負債に替えるのは自分次第。
できれば価値を生み出す資産としての保有をしたいし
期間を見計らって仮想通貨に投資をしてみた。
日本人にとっての仮想通貨とは?
現在日本人の2~3%が保有していると言われている。
日本人にとって仮想通貨=ビットコインのファーストインプレッションは悪く、
それはなぜかというと、2014年のマウントゴックス事件によるものが大きい。
同社は何年も発覚しなかった窃盗行為によって744,408ビットコインを損失し破産に至ったという。
さらに、大半の興味がない人にとっては見出しくらいしか見ない上に、仮想という言葉によるミスリードも大きく、この時点で胡散臭いと感じる方が多いのだと思う。
では、実際のお金についてはどうなのだろう?
現在流通しているお金
お金というと当たり前に感じているが、お金というものは交換する価値があると裏付けがなければただの紙切れに等しい。その裏付けをしているのは国家により、それらは法定通貨と呼ばれている。
法定通貨はいつからあった?
元々お金という概念ができたのは平安時代からで、それまでは米や絹によっての物々交換が主だったようだ。
しかし、その時の国家の裏付けで日本においてもお金と呼ばれるものが作られたが勝手にお金の価値を上げたり、安い金属を混ぜたりしたため、
法定通貨(裏付けがあり信用できる)としての役をなさなかった。
だから、やがて朝廷のつくったお金は使われなくなり、当時の超大国中国から輸入された銅貨が使われるようになった。
超大国のブランド=信用=通貨としての価値
信用に守られ、便利だからこそ流通するようになっていった。
円の登場は約100年前!
その頃に日本中央銀行ができる。終戦直後の高額紙幣=100円
当時は20万円で家が買える時代だった。
しかし、戦争で借金がかさみGDP(国内総生産)の2倍の借金が存在した。このための政策として当時預金封鎖という方法が取られた
この封鎖は封鎖預金と呼ばれ、第一封鎖預金と第二封鎖預金に分けられ、引き出しが完全にできなくなるのではなく、預金者による引き出し通貨量の制限や給与の一部が強制的に預金させられるなど、利用条件が設けられた。封鎖預金からの新円での引き出し可能な月額は、世帯主で300円、世帯員は1人各100円であった。1946年の国家公務員大卒初任給が540円であり、それを元に現在の貨幣価値に換算すると、世帯主が約12万〜15万、世帯員が1人各4万弱まで引き出せる。学校の授業料は旧円での支払いが認められていたが、生活費には新円を使うこととなった。最終的に第二封鎖預金は切り捨てられる形となった。
wikipedia預金封鎖より引用
簡単に表現するとお金の流通量を減らし、インフレを防ぐ手段を国家が取ったわけです。
「財政再建のために国民負担はやむなし」
ということだったのです。
そして、戦後70年経った今、GDP比で239%(二倍以上)の借金がある・・・
お金の本質は信用であり法定通貨とは国に対しての信用である。
昔USD/JPYは360円から始まったが現在は113円前後を推移している。
長期的に見たら日本の財政は不安がついてまわる上に日本の借金は戦後よりも大きくなっていることがネックでもある。
国の資産(法定通貨)以外にどのように対策を練るか。
それが顕著なのが中国で、国に対して不安感を持つ中国の富裕層は
資産を逃がす方策として外為や、仮想通貨⇒暗号通貨に資産を置き換えている。
そして、日本でも2017年の4月から仮想通貨法が施行されることになり、
UFJ銀行などメガバンクも独自の仮想通貨を持つ試みに入っている。
さらに、日本でビットコインを扱える店舗も4月の時点で26万店と言われている。
親日家で世界一の投資家と言われるジム・ロジャースは
日本経済は2020年まで持たないかもしれない、17年秋からの転落もありえる。とも言っている。
さらに中国、スウェーデン、北欧はキャシュレス化が進んでいる。
この可能性を考えると利率がほぼ0,0%になった銀行に預けるよりは、貯金として眠っているお金を仮想通貨に置き換えるのは悪くない手段だと思っている。
法定通貨終了のお知らせ?
- インドでは高額紙幣が廃止宣言がされた4時間後にその高額紙幣が使えなくなってしまった。これにより自殺者が出ることにも。
- 来年EUでも、500ユーロの廃止
- アメリカでは50ドル以上を使おうとすると嫌な顔をされる(偽札が多い)
- 日本も1万円札が廃止される?
- エストニアでは完全にキャッシュレス化が完了
↑
税理士、会計士の仕事が必要なくなる
日本円のみしか持っていない ⇒ 日本を100%信用している ということにもなる。
借金まみれの会社を信じることができますか???
そして、日本が破綻して円が法定通貨としての力を失い、紙切れになったとしても、仮想通貨は揺るがない。
なぜならばビットコインはギリシャ危機などの国家の危機に際して価値を上げてきた背景がある。
自由である一方で責任が伴うのも事実
仮想通貨を手に入れるには?
仮想通貨取引所にて手に入れるのが一般的。
日本円 ⇒ 取引所 ⇒ ビットコイン
ビットコイン ⇒ 取引所 ⇒ 日本円
というふうに、法定通貨を交換してくれる関所と考えてもらえるとわかりやすいと思う。
ビットコインをウォレットというアプリや、ハードウォレットなどに入れておくと取引所のハッキングなどによる窃盗被害も食い止めることはできる。
現状私はおこずかいの範囲で貯金を仮想通貨に置き換えている程度。
少しずつ運用して、将来の備えになればと思う。
私が使っている仮想通貨取引所として二つあります
ビットフライヤーは、ビットコインはもちろん、
イーサリアム、イーサクラシック、ライトコイン
ビットコインキャッシュ、モナーコイン
そして、リスクを取り扱う取引所です。
zaifは積立投資が何よりもの強みで、本業をしながら放置しておける安心感があります。
最近では大手のDMMも仮想通貨取引に参入してきましたね。
仮想通貨の将来性や、発展を望む者として、
この流れで普及が進めばと思います