割れ窓理論をご存知でしょうか?
軽微な犯罪も徹底的に取り締まることで、凶悪犯罪を含めた犯罪を抑止できるとする環境犯罪学上の理論。
概要としては
治安が悪化するまでには次のような経過をたどる。
1.建物の窓が壊れているのを放置すると、それが「誰も当該地域に対し関心を払っていない」というサインとなり、犯罪を起こしやすい環境を作り出す。
2.ゴミのポイ捨てなどの軽犯罪が起きるようになる。
住民のモラルが低下して、地域の振興、安全確保に協力しなくなる。それがさらに環境を悪化させる。
3.凶悪犯罪を含めた犯罪が多発するようになる。したがって、治安を回復させるには、一見無害であったり、軽微な秩序違反行為でも取り締まる(ごみはきちんと分類して捨てるなど)。
警察職員による徒歩パトロールや交通違反の取り締まりを強化する。
wikipediaより
この考え方は、家庭内や組織の運営にも適用される
一定の基準がありその基準を下げる”まあいいか”という行動が
監視者の有無を問わず繰り返された場合、環境は悪化する。 という事
子どもが親の目を盗んでする”まあいいか”な行動を見落としてはいませんか?
まだうちの子はそういう年齢ではありません。
しかし、過去ファミレスという組織で店長を長年経験すると
従業員の”まあいいか”という行動に対してどうアクションを取るかで、今後の基準が変わっていく事を学ぶ。
ちゃんと見てるよ!というアクションを繰り返す事で基準は引き上げられる。
それは、できていれば評価し、
基準を甘くする行動にはそれに対しての姿勢を表現する。
そして、基準となる者は絶対に”まあいいか”に流されてはいけない。
「人には言うくせに、自分だってやってるし」
と言われないように。思われないように。
ここが親子の間で問題になりやすいかもしれない。
そして、まあいいか という気持ちの根っこにある めんどうくさい という感情
これに対してどう向き合うか、その姿を見せる事が、親が子どもにしてあげられる最高の教育なのではないか?
と思うことが多いのです。